2011年 05月 24日
トンレサップ湖はカンボジアの国土のほぼ中央にある、東南アジア最大の湖。 乾季で琵琶湖の5倍、雨季になると15倍くらいに膨れ上がります。(ガイドは雨季で琵琶湖の50倍だよ!!と笑いながら言っていた) この湖は面白くて... ←の地図で、トンレサップ湖から南下して首都プノンペンに向かうのがトンレサップ川。カンボジアの国土を縦断して東シナ海に向かうのが東南アジアの大河、メコン川。 乾季はトンレサップ川もメコン川も北から南へ流れるのですが、雨季になると水かさが増したメコン川が、尋常じゃないかさ増し具合の為、トンレサップ川を逆流してトンレサップ湖に流れ込むのだそうです。 ただでさえ膨れ上がった雨季のトンレサップ湖、更にメコン川の水も引き受けなければならない。 とっても懐の深い湖なのです。 このトンレサップ湖のおかげで、メコン流域は氾濫せずにすんでいる...と。 トンレサップ湖の周りに建つ住居は、かなりの高床式で、雨季の増水にも対応可能。 それと、湖には水上生活を送る人々の浮かぶ住居があります。 前に、人口の約9割がクメール人だと書きましたよね? 残りの1割が華僑やベトナム人や少数民族なのですが、このトンレサップ湖に住むのはベトナム人です。 湖には、教会も学校もスーパーもあり、それぞれの住居には発電機でおこした電気とアンテナで、テレビも普通に見れます。 トンレサップ湖は魚が豊富で、漁を生業とする人が多いそうですが、ここで獲れる魚はカンボジア人の食を支えるほど量・種類とも豊富なんだそうです。 写真でも赤いですけど、実際もかなり赤です。 因みに写真の下の方に浮かんでいるのが、住居です。 ここ数日埃っぽかったので、湖の上で風を受けて進むのは、かなり爽快! 湖の水はミルクティー色で、キレイではないんですけどね。 しかし、ボートから眺める夕暮れ空は、毎日の忙しさに振り回されている身に、とっても染み入る風景なのでした。 つづく。
by y_ema72
| 2011-05-24 02:03
| 旅
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